季節のヨーガと過ごし方 7月22日「大暑」

今日は二十四節気の「大暑」
一年で最も暑い時期です。
 
屋久島では今週から晴れが続いています。
梅雨の間にすっかり梅酢に浸かった梅干しを、そろそろ天日に干しましょう。
 
「大暑」の訪れは、「夏の土用(どよう)」とも重なっています。
衣類や書物に風を通すことを〝土用の虫干し”と言います。
他にも、お日さまに会えるのを心待ちにしていた子たちが、沢山います。
お家の外では、毎日日替わりで、みんなが日向ぼっこ…
 

 
大気が変わり
海の色が変わり
お家の匂いも変わり…
 
いよいよ夏の到来ですね。
 
 
 
〇 〇 〇 〇 〇
 
 
 
さて、今日は土用について書いてみたいと思います。
土用とは暦の雑節のひとつであり、「立春・立夏・立秋・立冬」の前の約18日間のことをいいます。夏だけでなく、各季節ごとにあり、次の季節に移り変わる調整期間と捉えられています。
 
陰陽五行説ではそれぞれの季節に、世の中を構成する五元素を割り当てています。
春=木
夏=火
秋=金
冬=水
季節の変わり目(土用)=土
 

 
それぞれの元素は、それ特有の性質を持ちます。
春=木=生長・発展・のびやかさ
夏=火=発熱・勢い・炎上
秋=金=清涼・不純なものを取り除き整える
冬=水=寒湿・下降・滋潤
季節の変わり目(土用)=土=養育・受納・変化をもたらす
 
大地に種を蒔くと発芽することから、土の気は、“変化”をもたらし(促し)、“受け入れる”ことを象徴すると考えられます。
“場所”の象徴でもあります。
 
 
 
皆さん自身にとって、“場所”とはどんな意味をもちますか?
 
私は「愛する場所を選んで生きてみたい」との思いから、屋久島に移住しました。
なぜだか屋久島にいると、とても守られた感覚になり
また「大好きです、あなたのことが大切です」という気持ちが湧いて出てきます。
 
今はこの住んでいる場所がホーム(居心地のよい所)であり
さらにはこの私自身の内側が、とても穏やかで温かい居場所なのだと思っています。
 
 
 
外の環境(気候や人間関係その他もろもろ)に影響されて、ゆれて動くときもあるし
“私の居場所はここにある”
という実感は、頭や心が外界に翻弄されているときには湧いてきません。
私の持つ”愛”を内側に向けて、呼吸を落ち着かせることで
そことの繋がりが明らかになってくるように感じています。
 
静かに座る時間を持つことは、私にとっては大切な意味を持ちます。
再び、今この居場所に戻ってこられるからです。
 
 
 
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今月のヨーガMovieは、ことりメンバーズ動画初の、瞑想です。
とても静かで遥かなる場所で、撮りました。
遠く遠くで、鳥も美しくさえずりながら、見守ってくれています。
 
15分のヨーガMovie 森の瞑想「内なる静けさと共に…」どうぞお楽しみください。
 
62分のヨーガMovie 7月 大暑のヨーガ「上虚下実」も合わせてご覧ください。