季節のヨーガと過ごし方 10月8日「寒露」

夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃です。
まだまだ日中は陽射しが強く、夏の名残を感じていた屋久島でも
さすがに「秋ですねぇ」という会話になってきました
 
無人市でのお野菜の顔ぶれもすっかり秋
里芋やさつまいも、ときどき柿 など…
ほっこりまぁるい食べ物がおいしい季節になりました
 
近所のお兄さんから、お庭で採れた渋柿を
たくさんおすそ分けしていただいたので
干し柿にしました
 
地元にいる頃は毎年作っていましたが
温暖な屋久島でどのくらいできるかしら?と心配していましたが
強烈な日差しのおかげか、あっという間に水分が抜けてきました
出来上がりが楽しみです
 
柿は生の場合は体を冷やしますが、干し柿にすると「平性」となり
極端に温めたり冷ましたりすることなく、心身を滋養する食べ物になってくれます
脾や肺に働きかけ、風邪や空咳を予防するので、この時期にはぴったりですね
 

 
 
 
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秋は空気が乾燥し、五臓のなかでも「肺」(呼吸器)に影響を受けやすくなります。
毎日の服装にプラス一枚できるように、レッグウォーマーやストールを持ってお出かけすると
夕方気温が下がったときや、少し肌寒さを感じるようなときに安心です。
 
肺を元気づけるためにも、深呼吸はおすすめです。
朝起きたら、外に出て少し体を動かして
胸の内側いっぱいに太陽のエネルギーを取り込むように
呼吸をしてあげると、体はよろこび、心は明るく照らされます。
 
まだそう肌寒くもないし、日の出もそう遅くないですから
そのために5分〜10分早起きして、ぜひ毎朝の習慣に取り入れてみて下さい。
 
心身の健康は、毎日のほんの少しずつのよい習慣の積み重ねです。
それはもしかしたらとっても地味な積み重ねかもしれないけれど
それこそが長い目でみた健やかさと、強い心を培ってくれるものだと思います。
 
 
 
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今月おすすめのヨーガMovieは
「肺を元気づけるヨーガ long ver.」-63min
「肺を元気づけるヨーガ short ver.」-24min

肩の付け根から腕の外側、そして手の親指へと続く肺の経絡を意識しながら、様々なポーズを行います。風邪気味で呼吸器になんとなく不調を感じている方は、すっきりした感覚を得られるかもしれません。

「肺」を元気にすることで、プラス思考になるとも言われます。
悲しいときに無理をして笑う必要はありませんが、必要以上に悲しむ必要もありません。
起こる出来事をニュートラルな視点で見つめ、訪れる感情を客人だと思って少し俯瞰してあげるくせをつけるだけでも、楽になります。