季節のヨーガと過ごし方 8月23日「処暑」

今日は二十四節気の「処暑」
「処」は落ち着くという意味を持った漢字です
屋久島でも朝晩は涼しさを感じられるようになってきました
 
お家の網戸にクワガタが訪れて、大喜びして始まった息子の夏
虫の種類はカブトムシから蝉へ…
そして今はトンボを追いかけています
 

 
 
 
先日、虫かごの蓋が割れてしまって、買い直すのも気が進まず…
屋久島の地杉で作ってみよう!と思い立ちました
 
彫刻刀や、家にあった糸鋸なんかを持ち出して、慣れない手つきで試行錯誤
それが途方に暮れるくらい残念な出来栄えで…(涙)
 
近所の家具職人さんに相談したところ
目の前であれよあれよと一枚板が磨かれて、こんなに美しい蓋が出来あがりました
 
「なんてことない一枚の板が、こうやってちょっと手をかけると途端に輝きだすんだよね」
と嬉しそうに語る、屋久島の杉と向き合って20年のご主人のお言葉が印象的でした
 
『福島木工家具店』
 

 
 
 
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さて、深まる秋
漢方では自然の流れに逆らわずに身を任せることで、人の健康を保つことができると考えます
 
中国で最も古い「黄帝内経(こうていだいけい)」という医学書の中では、秋のことをこう教えています
「秋の三ヶ月は、これを『容平(ようへい)』という。地気は粛清にして、物みな色彩鮮明である」
万物が成熟して実を結び、容(かたち)が平定することをあらわしています
ここで表現されている秋の過ごし方は
 
●鶏と共に起きるように、早寝早起きをする
●気持ちを夏よりも安定させて、静かな時間を増やす
●草木を枯らす空気(粛殺の気)気から心身を守るようにして、私たちの「気」も少しずつ内側へと向けて、秋の気と人体との融和をはかる
 
屋久島では鶏を飼っているお家も結構みかけて、道端をお散歩していたりします
インドではよくみかけた風景だったけれども、ここ屋久島も長閑ですね~
わが家もいつかは鶏をお迎えして、コケコッコーの鳴き声と共に寝起きしてみようかな^^
 
静かな時間を増やすことに関しては、秋は「悲しみ」の感情と関わりが深いです
なんとなくセンチメンタルな気分になったりもするかもしれません
ゆっくりと、自分に向き合ってあげましょう
 
本当の意味で、自分に寄りそってあげると、心も体もとっても喜びます
他の誰かに癒してもらうのではなくて、実は自分自身に、聞いてほしいのですね
そことの信頼関係があれば、ぶれない安定した自己を保つことができて
どこにいても、何をしていても、そして何があっても…よっぽどのことは大丈夫なのでしょうね
 
 
 
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おすすめのヨーガMovieは、「スローダウン」
ゆったりと呼吸に合わせて行うヨーガです
 
近いうちにもう一本、新しいMovieも公開予定です
お楽しみに