季節のヨーガと過ごし方 8月7日「立秋」

今日は二十四節気の「立秋」
七十二候では「涼風至(すずかぜいたる)」
涼しい風が吹き始める時期ということです
 
昔はそんな気配を感じられる気候だったのでしょうか
 
屋久島も夏の暑さは厳しく、陽射しは南国らしい強さですが
木陰に入ると涼しさを感じられるような気がします
 
いくつもの美しい川があり、そこにちゃぽんと浸かれば10分ほどで冷却完了
一日の暑さが一気にクールダウンされます
 
まるで水の一部なったように力を抜けば
わたしの内側の諸々は川の流れに溶かされて
大いなる自然の一部として癒されてゆきます
 
“川は浄化”
“海は癒しと抱擁”
 
移住したての頃は、川と海との違いもわからなかったけれど
どちらも楽しむことができるこの島に来てから
その違いがわかるようになりました
 

 
 
 
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さて、季節の養生では「生長収蔵」のリズムに合わせて生活を調えます
春「生」は万物の息吹を感じられる季節
夏「長」は自然界の生命が頂点を迎える季節
秋「収」は生命力を身体の内側にしまい始める季節
冬「蔵」は一年を通して消耗した力を回復させる冬眠の季節
 
それが自然の法則であり、それに沿って暮らすことで健やかで長寿でいられるとされています
 
「立秋」は秋の気配の始まり
まだまだ暑さが厳しくて夏真っ盛りのようですが
この言葉を耳にするだけで、「季節は巡っているのだな~」という思いと共に
秋という季節への心構え、そして心身を調えることに対する意識が高まります
 
春夏と旺盛であった「陽」の気が収まり、「陰」の気が増え始める頃ですから
ライフスタイルの中にも少しずつ「陰」を取り入れていきたいと思います
 
「少辛多収」という言葉があり
乾燥を招く「辛味」のある食べ物は控えて
潤いをもたらす「酸味」のある食べ物を増やすという意味です
これまで汗のかきすぎで失った潤いを補うことができます
 
また、夏よりも気持ちを安定させて
静かな時間を増やしていくといい頃です
 
自然界も人もバランスが大切
賑やかで楽しかった夏の思い出の中に
少しずつ落ち着きを取り戻してゆこうと思っています
 
とは言っても、まだまだ川にも海にも行きた~い!
少しずつ、少しずつですね^^
 
 
 
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今月おすすめのヨーガMovieは
寝苦しい熱帯夜に「安眠のためのハタラージャヨーガ」 -49minです
日常の質が少しでも良くなりますように…