季節のヨーガと過ごし方 4月20日「穀雨」
今日は二十四節気の「穀雨」
百穀を潤す雨が降る頃
百穀とは人類が主食としてきた米、麦、粟、稗など…
数多くの穀物のことです
先日、友人の田植えを手伝わせてもらいました
遠い昔、ようちえんの頃に田んぼに入らせてもらったことがあり
太ももまで泥に浸かって遊んだ記憶は、未だ身体に残っています
大人になった私には
久しぶりに泥の中に足を踏み入れるのに
少しばかり勇気が要りました
ちょうど今、同じ年頃の息子も
恐る恐る田んぼに入り、足を取られながらも一緒に苗を植えました
小さなお米の一粒が、苗になり、大きく実り、目の前のご飯になるまで
お米の一生が、一部分でも伝えられたのかな…
食卓に上るもの全て
大地と太陽のチカラに育まれ、それぞれの命を生きてきて
それらがわが家に来るまでに、多くの人が関わっている
手の平と手の平を合わせて、感謝の気持ちでいただくご飯が
今の私を生かしている
あぁ…それだけで、なんと尊くありがたいことなのかと思います
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「立春・立夏・立秋・立冬」の前の各18日間は季節の変わり目の「土用」です
4月17日からは春の土用に入っています
陰陽の気の流れが不安定になるので、自然界の影響を受けている私たちも心身共にゆらぎやすい時期です
新しいことや重要な決断は避けて、大地にゆっくり根を張るように過ごしたいですね
五臓では「脾」に影響が出やすくなります
漢方では、胃腸を含めた消化器系全般の機能を持った存在と考えられています
他にも、体に必要な栄養を全身に配ったり、老廃物を排出したりしています
考えることも「脾」の働きのひとつなので、考えすぎや憂鬱が長く続くと「脾」が痛み、病気になりやすくなるのだそうです
逆に「脾」が弱い人は、くよくよと思い悩みやすいとも言われます
この時期の養生を意識して、元気で安定した心身を作ってゆきましょう
【脾の養生】
□冷たいものの飲食を控える
□体の水はけを良くするような食材で、体の湿気を取り除く(豆類・ウリ科の野菜など)
□黄色い食べ物を意識して摂る
□腹7分目、いつもより小食を心がける
□考えすぎない
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今月お勧めのヨーガMovieは
「肝を労わるヨーガ short ver.」‐28min
「肝を労わるヨーガ long ver.」‐50min
何か思い悩むことがあり、頭と心を休めたいときには
「春の瞑想 雪解け~心の緊張をほどく~」-12min
を試してみてください
心身共に健やかに、春のきらめきを存分に楽しめますように…