季節のヨーガと過ごし方 2月3日「立春」

今日は二十四節気の「立春」
春が生まれる日
きゅんと冷たい空気の中で
わが家の窓から見える光はピンク色
 

 
数年前にずんと心に沁みた言葉を思い出す
詩人の大岡信さんの「言葉の力」より…
 
著者が染色家の志村ふくみさんと話していたときのこと
美しい桜色に染まった糸で織った着物を見て
それが桜で染められたことを知り
花びらを煮詰めて色を取り出したのだろうと思ったそうだ
 
「実際これは桜の皮から取り出した色なのだった
あの黒っぽいごつごつした桜の皮からこの美しいピンクの色がとれるのだという。
志村さんは続いてこう教えてくれた。
この桜色は一年中どの季節でもとれるわけではない。
桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると
こんな上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだと、と。」
(「言葉の力」 一部抜粋)
 
桜の木は全身でそのピンクを生きていて
それが末端の花びらに目に見えるピンク色として表れているのだ
 
今日のわが家の周りには、ピンク色の光が満ちている
桜のピンクは樹木の中だけにとどまらず
あたり一面にふわんふわんと、あふれんばかりに広がっている
 
春はもう来ている
内から湧き出るものを
解き放つとき…
 
 
 
〇 〇 〇 〇 〇
 
 
 
今月おすすめのヨーガMovieは
「2月 立春のヨーガ 解き放つ」‐44min(ことりメンバーズ限定)
「春の瞑想 雪解け」(一般公開)
どうぞお楽しみいただけますように…