季節のヨーガと過ごし方 1月20日「大寒」

今日は二十四節気の「大寒」
一年で最も寒い時期とされています
皆さまお住いの地域はいかがですか?
 
ここ数日、屋久島の特に南部では
晴天に恵まれて、20度を超えるような日もありました
息子は半袖で外を駆け回る日々です
 
先日は、ぽかぽか陽気のわが家から車を1時間半あまり走らせて
山に登ってきました
辺りは一面の雪景色
 
物心ついてから初めて見る雪に
息子は大興奮!!
 
何度も何度も雪を集めては
パパや私に投げてみたり
雪玉を作って川に流してみたり…
 
私も3年ぶりくらいに目にする雪景色でしたが
あまりにもうれしそうな息子の姿を見て
それがなんとも微笑ましくて
自分が雪を堪能するのをしばらく忘れていたほどでした
 
 

 
 
夏には海川で思う存分泳ぎ
冬には雪と共に戯れる
改めて屋久島の自然の豊かさを思い
末永くこの自然が続いてゆくようにと、切に願いました
 
 

 
 
今までも地球に負荷をかけないような暮らし方を意識してきましたが
世の中が今のような状況になり、オンラインでの相互通信が当たり前になってきた昨今
各地で自然環境をテーマにしたトーク会などが開催されて
島に住んでいても、様々な分野で活躍される方々の貴重なお話を聞く機会が増えました
 
屋久島でもやはりそういったことに意識の高い人が多く
興味のある人が集まっては、真剣に話し合う場があります
 
最近私が参加しているのは「屋久島憲章」を語り合う会です
http://yakulabo.net/
 
「屋久島憲章」とは、屋久島が世界自然遺産として登録された1993年に、町議会が制定したものです
 
◇前文◇
地球と人類の宝物である屋久島。
この島は、周囲132㎞、面積503㎞の日本で5番目に大きい島である。
屋久杉を象徴とする森厳な大自然に抱かれ、神々に頭をたれ、流れに身を浄め大海の恵みに日々を委ねて人々が生きた島。
この島は、はるかな昔から人々の魂を揺さぶりつづけ、近世森林の保全と活用で人々が苦しみ葛藤した島である。
そして今、物質文明の荒波をようように免れた屋久島は、その存在そのものが人間に対する啓示であり、地球的テーマそのものである。
 
こちらはこの憲章作成に関わった中心人物である柴鐵生氏の朗読と共に
屋久島の美しい景色が見られる動画です↓
https://www.youtube.com/watch?v=5RGb_xHeqtc
 
 
 
私は移住してすぐの頃に、フェリー乗り場でこの文章に出会いました
屋久島のことを書いているけれど、これは今の世界に、地球全体に必要なメッセージではないか!
と、感激した覚えがあります
 
それから2年経った今
この憲章に基づいて、島と地球の未来を考えながら
今の私たちがここでできることはないかと
真剣にそしてわくわくと語り合う場に関われていることを、とても幸せに感じています
 
その中で最近印象に残っている言葉があります
あるメンバーの方が、話の出だしに
「100年後の未来のために、私たちが今できることは…」
というフレーズを口にされました
 
今までにもどこかで目にしたり、聞いたりしたことのあるフレーズだったのですが
そのときはなぜか、ツーンと心の奥に響きました
 
100年後、私はきっとこの世にはいないでしょう
そこにいたメンバーもおそらくいないでしょう
それでも、皆がその未来について
今ここで真剣に語り合っている
 
それはこの私のいのちのためだけではなくて
次に続いていくいのちのため
今ここにある私のいのちは、大きな繋がりの一部分なのだと
連綿としたいのちの繋がりのようなものを俯瞰しているような気持ちになったのです
不思議な感覚でした
 
そして、今まで私が意識していた「地球に負荷をかけない暮らし」
というものは、100年後の地球や人のためではなく
今ここにいる私が心地いいから、私のための行動や選択だったのだなぁ…と感じました
ひとつの気付きでした
 
100年後を意識して、今ここを過ごすこと
このいのちは私だけのものではなく
このいのちは繋がりの一部分であるのだということ
 
そんなことを思って振り返ってみると、皆さんの今の暮らしはどうですか?
少し視点が変わり、日々の意識に何か小さな変化が訪れるかもしれません
 
ここ最近で、私の中に響いた小さな出来事をシェアさせていただきました
 
 

 
 
今月のヨーガMovieは「新しい光を纏う」です
一年の始まりである一月に、気持ち明るく前向きになれるような内容です
どうぞお楽しみいただけますように…