手仕事の豊かさ

今日は12月13日
何を始めるにも縁起のいい日なので、「正月事始め」と言って、新年を迎えるための準備を始める日とされています
 
<煤払い>
家の中の一年分の煤やほこりを払い、場を清め、神さまをお迎えするための準備をする
 
<松迎え>
お節を作るための薪や、門松の材料など、必要な木を山から取ってくる
 
などがあります
毎年ぎりぎりになってから始める大掃除も、このころから少しずつ準備してゆくと、ゆとりを持って過ごせそうですね
 
「松迎え」は、現代生活には馴染まない言葉のようですが、島ではお風呂や食事、暖を薪でとっている方も多く、薪を調達しにいくというのも珍しいことではないような気がします
 
昨日は集落の「しめ縄作りの会」があり、地元の方に昔から伝わる作り方を伝授していただきました
 
藁を編むという慣れない作業に、背中はがちがち…
ヨーガのレッスンでは「力を抜いて〜」なんて言っているのに、初めてのことをするって、こんなにも力が入るものなのね!と、脱力の難しさを実感(・・;)
 
それでも徐々に仕上がってゆく行程はとても楽しくて、新しく年神さまをお迎えするためのしめ縄を自分で編んでいるという充実感がありました
 
 
 
屋久島に来てから、手仕事の幅が広がりました
出来合いのものが簡単に手に入らないということと、素材はいくらでも手に入る!というのが理由です
 
海や森を歩けば、小石や枝が「見て見て〜♡」と話しかけてきて、ついお家には流木やら貝殻やら色んなものが増えてゆく…
 
私より何年も前に移住した友人は、暮らしの楽しみをたくさん知っていて、お香や蒸留水の作り方を教えてくれました
 
近所のお兄さんは、今度山でツルを取り、かご編みを教えてくれるそうです
 
クリスマスのリースも、もちろん手作り
 

 
なんでも自分で作れるということを知り、またその時間の豊かさも知りました
 
“お金や便利さには変えられない豊かさ”
 
どこに住み、何をして、どう暮らすか
どんな言葉を選び、どんな1日を紡いでゆくか…
それが1ヶ月になり、一年になり、人生になってゆく
 
何を選択するかは自分次第ですから、個人の意思に任されています
屋久島に住んでいる私は、今こうして自然から様々な恩恵をいただき
ひとつひとつを暮らしの中でカタチにしてゆくのが楽しい
 
地球や周りのことも大切に想いながら
自分の心地良さや本音を、大切に叶えてあげたい
 
 
 
明日は新月ですから、浄化力が進みます
もしかしたら、だるさを感じたり、食べたくなかったり
ゆっくりしたくなるかもしれません
 
そんな小さなことから、叶えてあげて
ご自身の内側との繋がりを深めましょう
 
ヨーガMovie「新月のヨガニードラ」
どうぞご覧ください