季節のヨーガと過ごし方 10月8日「寒露」

今日は二十四節気の「寒露」
露が冷たく感じられるようになる頃。
 
空気も澄み渡り、ちょうど一週間前の中秋の名月には
美しい満月を見ることができました。
 
里芋の収穫期でもあり、「芋名月」とも言われるこの日には
15個のお団子と共に里芋をお供えしたりします。
 
他にもきのこやサツマイモ、栗などなど…
美味しいものがたくさん出回る季節ですね。
まさに収穫の秋。
 
私たちも、春夏に培ったものを実りへと変え
自分自身の内側に豊かさを見つけるような毎日を過ごせますように。
 

 
(屋久島の山でもたくさんのきのこが見られるようになりました)
 
 
 
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秋は空気が乾燥します。中医学では「肺」に関わりが深い季節とされ、表裏一体の関係である「大腸」にも変化が表れます。
 
心身に悪影響を与えるほどの乾燥を「燥邪(そうじゃ)」といい、体表面を守る皮膚や髪、鼻や喉に影響を与えます。また体内の潤い不足は便秘を引き起こしたりもします。
 
この時期は心も体も「潤い」を意識して過ごすことが大切です。
 
体に必要な水分のことを「陰」といいます。秋から冬にかけては「陰血」を滋養して溜めるように養生すると長寿につながると言われています。「陰」を補うことで、乾燥から身を守り、粘膜も潤い強くなります。
 
 
 
~日々の過ごし方~
 
□早めに寝るように心がける
夜眠っている間に「陰」は作られます。早く寝るためにも、朝はお日様の光を浴びる、日中は活動する、眠る3時間前はテレビやスマホなどの使用を控えることをおすすめします。
□体の要所を温める
冷たい空気は「肺」を傷つけます。ストールやレッグウォーマー、マスクなどをこまめに身に着けるようにしましょう。
 
 
~取り入れたいヨーガ~
 
□穏やかに胸や肺を開くポーズ・肩甲骨まわりをほぐすポーズ
胸を広げたり、肩甲骨まわりをほぐす動きなどを取り入れて、胸の辺りを柔らかくしておきます。肺の機能も高まりますし、ハートのチャクラが開き、愛情が深まり心が潤います。
□ねじりのポーズ
お腹をねじることで、内臓の動きが活発になり、大腸の蠕動運動を促進します。
 
 
~身体がよろこぶ食材~
 
□酸甘化陰(さんかんかいん)
酸味と甘みの組み合わせは、体を潤すと考えられます。酸味と甘みを同時に含む旬の果物や食材を探してみましょう。
□少辛多収(しょうしんたしゅう)
辛いものは熱を生み、粘膜を乾燥させるので控えめにし、収斂作用のある酸味や渋みを多く摂ることを心がけます。
□白い食べ物
白い食べ物は潤いを与えてくれます。(梨、白きくらげ、ゆり根、大根 など…)
 
 
 
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今月のヨーガMovieは、「大腸よろこぶヨーガ short.ver」
お腹周りをすっきりしたい方や、便秘がちの方にもおすすめです。
 
この時季に合わせて行いたいのはこちら
「肺を元気づけるヨーガ long ver.」-63min
「肺を元気づけるヨーガ short ver.」-24min
 
どうぞ皆さまの毎日が、心豊かで温かでありますように…
 
 
 
期間限定で、miniバージョンを公開しています。メンバーズ以外の方も、よかったらほんの一部ですが体験してみてください。
「大腸よろこぶヨーガ mini」
お楽しみいただけますように…