季節のヨーガと過ごし方 7月7日「小暑」

今日は二十四節気の「小暑」
梅雨が明けて、暑さが本格的になってくる頃です。
 
屋久島ではまだ梅雨の真っ最中
床はぺたぺた…お家はほんのりカビっぽい…
木のもの、革のものたちにカビが生えないように、毎日代わる代わる声をかけ、手に取り眺めては、乾燥室へと送り届けます。
(お家の一室を乾燥室と決めて、扉をすべて閉めて除湿器を導入。寝具や洗濯物も毎日そちらへ…)
 
少しでも目をかけてやるのを忘れると、あっという間にすねてカビさんに覆われてしまいます。
数か月開けない引き出しや戸棚があれば、ひと梅雨超えた後には、異臭と白いベールに包まれています。
 
「目の届く範囲のものしか持たない」
「ご縁があって手元にある物たちには、日々愛情をかけてあげる」
 
屋久島に来て、季節を一巡りして、わかってきたことです。
 
 
 
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さて、外界に湿気があふれているように、私たちの体内にも余分な水分が溜まりやすい季節
むくみやだるさ、消化不良や頭痛なども起こりやすいときです。
これだけ蒸し暑さが続くと、どうしても悪者扱いしてしまう湿度ですが…
 
こんなお話をひとつ
 
〝水には記憶が宿る”
例えば「ありがとう」という文字を見せた水は、結晶構造が変化して美しい六角形の結晶を作ってくれる etc…
お祈りを捧げた後の水は美味しく感じる etc…
 
皆さんはどうお考えですか?
 
 
 
屋久島は、自然界の巡りを凝縮して見ることができる素晴らしい島です。
 
私たちの手元から流れていった水は、川から海へと還ってゆきます。
その海の水は温められて雲になり、そびえ立つ山にぶつかり雨を降らせます。
その雨は大地にしみこみ、やがて集まって一つの流れとなり、川になってまた私たちの生活に必要な水となって帰ってきてくれます。
 
もし水に記憶があるとすれば…
今手元にあるお水は、以前も私の身体を潤してくれたお水かもしれない…
今頭上に降る雨は、どんな場所を旅して、誰のもとを経て、ここに来てくれたのだろう…
 
そんなことを思うと、ぽとりぽとりと落ちる雨粒の中にも
今コップの中にある透明な水の中にも
周りにある空気の中の湿気にも
何か美しいドラマがあるような気がして
もしかしたら何かメッセージを含んでいるような気がして
ちょっとだけ日常が面白くなってくるのです。
 
この長雨も湿気も、地球を巡り、長い旅を繰り返しているのですね。
 

 
 
 
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今月のヨーガMovieのテーマは「水をたたえる」です。
梅雨時には外界にも体内にもあふれんばかりの水…
少し視点を変えて、楽しんでみましょう。豊かな水の流れをたたえてみましょう。
残りの梅雨を楽しむきっかけのひとつになれば、幸いです♪