季節のヨーガと過ごし方 5月20日「小満」

命が満ち満ちて、植物たちはよろこびに溢れているこの頃。
本来は、麦の穂が実り、少し満ちてきたということで「小満」と言ったのだそうです。
 
屋久島で今たわわに実っているものといえば、ホウロクイチゴ。
木苺の仲間です。うす黄土色の萼から顔を出した実は、まぁるく可愛く、キラキラと輝いています。
 

 
漢方ではイチゴは、身体に潤いをもたらし、喉の痛みや空咳にもいい食材です。余分な熱を冷ましてくれる効果もあります。
 
この時期は蒸し暑く、紫外線もかなり強いので、屋外でのヨーガの動画撮影は過酷なのですが…
先日も数時間の撮影で火照って汗をかいた後、寄り道をしてイチゴで水分補給。甘酸っぱい実が、心身に染みました♡
 
 
 
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さて、冬から春を迎えて、緩み、不要なものを排出し終えた身体は、この頃にはまた締まり始めると言われています。
 
骨盤の辺りがきゅっと締まって、心身ともに意欲が湧き出てきます。
新しいことを始めたり、長い間水面下で育んできた計画を実行に移すには、いいタイミングです。これを機に、新しい一歩を踏み出してみませんか⭐︎
 
 
 
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今月のヨーガMovieは、「骨盤底への意識」です。(ことりメンバーズ限定動画)
骨盤周辺を調えるポーズや、骨盤底筋を意識しやすいポーズをご紹介しています。
 
ヨーガでは「バンダ」という考え方があります。
「引き締める」という意味があり、骨盤底や喉元、腹部などを意識的に締めたり引き上げることにより、ポーズや呼吸法を安全に、そして効果的にするテクニックです。
 
なかでも、骨盤底の辺り(女性は肛門の少し前)を優しくつまみあげるようにするバンダのことを「ムーラバンダ」といいます。胴体を縦長の筒だと考えたときに、1番下に栓をするイメージです。
 
体内のエネルギー流出を防ぎ、精神を安定させ、ポーズによっては力強くどっしりします。
 
骨盤が引き締まるこの時期に、ぜひ意識を高めてみてください。
普段の生活でも応用できますよ。