季節のヨーガと過ごし方 2月19日「雨水」
今日は二十四節気の「雨水」
寒気がゆるみ、雪や氷が溶けて、雨や水になる季節です。
屋久島では先日の寒波の影響で、前岳(里側に面した、比較的標高の低い山々)にも積雪が見られました。
それでも、その日のうちに暖かい陽射しがぱぁっと射し込み、残る雪化粧もわずかとなっています。
晴れた日には、植物たちは柔らかい陽光に誘われて、うきうきとうれしそうです。
その姿を見て、私の心にもうきうきが広がります。
うれしい気持ちやよろこびは、お互いに交歓することができるのですね。
周りのお人と、植物たちと、動物たちと、生きとし生けるものたちと…
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さて、五行論の考え方に「五気」というものがあります。その季節に盛んになる気候のことで、春は「風」の影響を受けやすいと言われます。「春一番」という言葉もあるように、この時季は強い風の吹く日がしばしばあります。
心身に悪影響を与えるほどの「風」の性質を「風邪(ふうじゃ)」といいます。
風邪の性質は
・上半身に症状が出やすい
・皮膚(体の表面)に症状が出やすい
・突然調子が悪くなったり、症状が目まぐるしく変化する
まさに吹き荒れる風のようです。
【現れやすい症状】
かぜ、くしゃみ、鼻水、花粉症、頭痛、ふるえ、めまい、痙攣、皮膚のかゆみ、情緒不安定 etc…
【風邪から身を守る養生】
・衣類をこまめに調節して、体内に風邪が入らないようにする
・ゆったりとした気持ちで、大地を意識して過ごす
・「春(雨水)の瞑想」で、心を今ここに落ち着かせる
吹き荒れる風や、変わりやすい気候に、不安感や落ち着かなさを感じることがあるかもしれません。
そんな時には、〝今しなければいけない”と思っていることを一旦外に置いて、瞑想をしてみましょう。
次第に呼吸が深く穏やかになり、心も静けさを取り戻していることでしょう。
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今月のヨーガMovieは「春の瞑想〜雪解け〜」です。
自然界が雪解けを迎えて不要なものが溶かされ流れてゆくように、私たちの心身も雪解けてゆくのをやさしく見守りましょう。