毎年暮らしのものを手作りするなかで
年の瀬にしめ飾りを作らせていただくときには
やはり感慨深いものがあります

日本人の魂である稲という存在に
今年一年の全ての計らいを見出だし
私利私欲ではないところの
純粋なところから湧き上がる敬意と感謝の念を
そのひと綯いひと綯いに編み込んでゆきます

今年も余計な装飾は極力控えて
シンプルな潔さのなかに
本当に大切にしたいことを込めました

柳宗悦が民衆的工藝を説くなかで”暮らしの中の美”を慈しんだように
日常のシンプル暮らしの中に神聖さを見いだし
内面の清らかさが佇まいの美しさに繋がるようにと
願いを表しています

✴︎

笑い(藁)喜び(昆布＝炭)かみ(神)を待つ(松)

それらをまとめる精麻は
さりげない叶結びに…

数にもメッセージ性があり
99本の稲藁で三位一体のしめ縄を綯い
そこから真っ直ぐに伸びる9本の稲穂は新年の豊かさと実りに結びついています

合わせて108という数で全てを表しています

今年はオンラインでご注文の方へ、全国発送可能させていただきます
皆さまの新しい年が、屋久島の植物からのご加護と共にありますように…

✴︎

素材：屋久島産自然緑米もちの稲藁・稲穂
　　　奉書紙
　　　精麻　
　　　松
　　　炭

サイズ：縦55cm　横15cm
　　　　（ご注文を受けてからの制作になり、またすべて手作業のため、若干の誤差が生じます）
　
販売価格：6,600円（+送料）

※お申し込みは　info@aoitori.life まで
※12/20(水)までのご注文で、年内にお届けさせていただきます
※数に限りがございますので、先着順とさせていただきます

※島民の方に向けては、年末の満月の日12/27(水)にワークショップも開催予定です
お問い合わせください