季節のヨーガと過ごし方 7月22日「大暑」

今日は二十四節気の「大暑」
一年で最も暑い時期です
 
屋久島では台風の影響でどんよりしたお天気が続いています
雨が降ったり、風が吹いたり…
大好きな海にもなかなか行けません
 
体も心も重だるさがぬけない私に一喝を入れてくれたのが「よもぎエキス」
頭がクリアに透き通り、体がシャキッと生まれ変わったようです!
 

 
夏のよもぎは成熟していて、とてもパワフル
それを収穫して、6Lの鍋いっぱいに煮込み
そこから土鍋に移して煮込むこと半日…
 
完成したのは鍋底にほんの少しの黒々としたよもぎエキス
一緒に作った友人3人と分けたら、ひとり大匙1.5杯(笑)
 

 
造血作用や止血作用、便通、腸の浄化、目やのどを守る…
様々な効能を持つよもぎですが
もっと深いところに働きかけて、浄化してくれたような気がします
 
屋久島を見渡すと、本当に身近なところに、あちらこちらに
私たちを助け、健やかさをサポートしてくれる植物たちが居てくれます
共に生きているんだなぁと、実感します
 
 
 
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数日前から土用に入っています
土用とは暦の雑節のひとつであり、「立春・立夏・立秋・立冬」の前の約18日間のことをいいます
夏だけでなく、各季節ごとにあり、次の季節に移り変わる調整期間と捉えられています
 

 
陰陽五行説ではそれぞれの季節に、世の中を構成する五元素を割り当てています
春=木
夏=火
秋=金
冬=水
季節の変わり目(土用)=土
 
それぞれの元素は、それ特有の性質を持ちます。
春=木=生長・発展・のびやかさ
夏=火=発熱・勢い・炎上
秋=金=清涼・不純なものを取り除き整える
冬=水=寒湿・下降・滋潤
季節の変わり目(土用)=土=養育・受納・変化をもたらす
 
大地に種を蒔くと発芽することから、土の気は、“変化”をもたらし(促し)、“受け入れる”ことを象徴すると考えられます
 
 
 
こちらに移住してから
「わたしはいつでも変わっていい」
と思うようになりました
 
それまでは自分の信念や価値観は、そう簡単に変えてはいけないものだと思ってきました
その思いの奥底を見つめていくと
そこには周りからの評価とか、信頼を失いたくないという自意識
そして“自分とはこうあるべき像”みたいなものを勝手に作り上げて(誰がそんなことを期待しているのだろう…)
そこに沿うような自分を演じていたことにも気がつきました
 
でも、毎日気分は変わるし、体もゆらぎの中にある
環境も変わればホルモンバランスも変わる
それなのに信念だけは変えたらいけないなんて、どうして思っていたのだろう…
 
もっと自由に、ダイナミックに“変化”してもいいんだ
そして変わることを“受け入れる”
どんな自分自身をも受け入れて愛してあげる
そんな生き方に、今挑戦しています

まだまだ過去の思考の癖や価値観に引っ張られることもあります
それでも、また気づいて、心の奥底に聞いてみて
進んだり、戻ったり…
土用ですからね、のんびりいきましょう
 
 
 
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今月のヨーガMovieは、「夏の呼吸と瞑想」-14minです
どうぞお楽しみください